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トピックス

令和5 (2023) 年10月

鉄皮石斛から探索分離した乳酸菌 Lactobacillus plantarum GT-17Fによって発酵させた鉄皮石斛の抽出エキスが紫外線によって誘導される光老化を予防する可能性があることを明らかにしました。その内容はBiological and Pharmaceutical Bulletinという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Dendrobium officinale extract fermented with Lactobacillus plantarum GT-17F enhances the protection of UV-mediated photoaging」です (Biol Pharm Bull 2023; 46: 1451-1460)。

令和5 (2023) 年8月

イチジクから探索分離した乳酸菌 Lactobacillus paracasei IJH-SONE68によって発酵させたステビアの抽出エキスがマウスにおける致死的なアルコール中毒症状に伴う腸内腐敗を回避させることを明らかにしました。その内容はNutrientsという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Fermented stevia improves alcohol poisoning symptoms associated with changes in mouse gut microbiota」です (Nutrients 2023; 15: 3708)。

令和5 (2023) 年6月

梨から探索分離した乳酸菌 Lactobacillus plantarum SN13Tによって発酵させた薄荷抽出液の生物活性に関する研究成果を報告しました。その内容はProbiotics and Antimicrobial Proteinsという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Role of phenolic acid metabolism in enhancing bioactivity of mentha extract fermented with plant-derived Lactobacillus plantarum SN13T」です (Probiotics Antimicrob Proteins. 2023; Epub ahead of print)。

令和4 (2022) 年10月

イチジクから探索分離した乳酸菌 Lactobacillus paracasei IJH-SONE68の摂取によって肝疾患と関連した腸内細菌叢を改善することを臨床研究を通じて明らかにしました。その内容はNutrientsという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Plant-derived Lactobacillus paracasei IJH-SONE68 improves the gut microbiota associated with hepatic disorders: a randomized, double-blind, and placebo-controlled clinical trial」です (Nutrients 2022; 14: 4492)。

令和4 (2022) 年9月

薬用植物を植物乳酸菌で発酵させた場合に生じる3-フェニル乳酸が、歯周病菌Aggregatibacter actinomycetemcomitansのバイオフィルム形成を阻害することを明らかにしました。その内容はFrontiers in Microbiologyという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「3-Phenyllactic acid generated in medicinal plant extracts fermented with plant-derived lactic acid bacteria inhibits the biofilm synthesis of Aggregatibacter actinomycetemcomitans」です (Front Microbiol 2022; 13: 991144)。

令和4 (2022) 年5月

サトウキビから探索分離した乳酸菌 Lactococcus lactis MSC-3Gにおける2種類の機能性アミノ酸オルニチンとシトルリンの高産生条件を検討した研究成果を報告しました。その内容はMicroorganismsという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Fermentation in pineapple juice significantly enhances ornithine and citrulline production in Lactococcus lactis MSC-3G isolated from sugarcane」です (Microorganisms 2022; 10: 962)。

令和3 (2021) 年12月

梨から探索分離した乳酸菌 Lactobacillus plantarum SN35Nの産生する菌体外多糖体がもつ抗ウイルス活性に関する研究成果を報告しました。その内容はBiological and Pharmaceutical Bulletinという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Exopolysaccharide produced by plant-derived Lactobacillus plantarum SN35N exhibits antiviral activity」です (Biol Pharm Bull 2021; 44: 1886-1890)。

令和3 (2021) 年11月

イチジクから探索分離した乳酸菌 Lactobacillus paracasei IJH-SONE68の摂取が通年性アレルギー状態を改善することを臨床研究を通じて明らかにしました。その内容はNutrientsという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Plant-derived Lactobacillus paracasei IJH-SONE68 improves chronic allergy status: a randomized, double-blind, placebo-controlled clinical trial」です (Nutrients 2021; 13: 4022)。

令和3 (2021) 年10月

イチジクから探索分離した乳酸菌 Lactobacillus paracasei IJH-SONE68の産生する菌体外多糖体が潰瘍性大腸炎モデルマウスに有効性を示すことを明らかにしました。その内容はMicroorganismsという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「The exopolysaccharide produced by Lactobacillus paracasei IJH-SONE68 prevents and ameliorates inflammatory responses in DSS-induced ulcerative colitis」です (Microorganisms 2021; 9: 2243)。

令和3 (2021) 年7月

マタタビから探索分離した乳酸菌 Lactobacillus reuteri BM53-1の産生するバイオフィルム形成阻害活性物質に関する研究成果を報告しました。その内容はMicroorganismsという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Lactobacillus reuteri BM53-1 produces a compound that inhibits sticky glucan synthesis by Streptococcus mutans」です (Microorganisms 2021; 9: 1390)。

令和3 (2021) 年7月

伊予柑から探索分離した乳酸菌 Lactobacillus bevis 174Aを生薬で発酵させると抗酸化作用・抗炎症作用を示す物質が産生されることを明らかにしました。その内容はAntioxidantsという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Anti-oxidant and anti-inflammatory substance generated newly in Paeoniae Radix Alba extract fermented with plant-derived Lactobacillus brevis 174A」です (Antioxidants 2021; 10: 1071)。

令和2 (2020) 年11月

バナナの葉から探索分離した乳酸菌 Lactobacillus plantarum SN13Tの肝機能・糞便細菌叢の改善作用について臨床研究を通じて明らかにしました。その内容はArchives of Clinical and Biomedical Researchという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Lactobacillus plantarum SN13T cells improve hepatic dysfunction and fecal microbiota: a randomized pilot study」です (Arch Clin Biomed Res 2020; 4: 605)。

令和2 (2020) 年6月

バナナの葉から探索分離した乳酸菌 Lactobacillus plantarum SN13Tを特定の生薬で発酵させると炎症性サイトカインであるIL-8の産生を阻害する物質が産生されることを明らかにしました。その内容はFrontiers in Microbiologyという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Interleukin-8 release inhibitors generated by fermentation of Artemisia princeps Pampanini herb extract with Lactobacillus plantarum SN13T」です (Front Microbiol 2020; 11: 1159)。

令和2 (2020) 年3月

バナナの葉から探索分離した乳酸菌 Lactobacillus plantarum SN13Tがマウスにおける致死的なアルコール中毒症状を回避させる作用を有することを明らかにしました。その内容はInternational Journal of Molecular Sciencesという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Improvement of alcohol-poisoning symptoms in mice by the oral administration of live Lactobacillus plantarum SN13T cells」です (Int J Mol Sci 2020; 21: 1896)。

令和元 (2019) 年9月

エビスグサから探索分離した乳酸菌 Weissella confusa K-28が機能性アミノ酸のひとつであるオルニチンを高産生することを明らかにしました。その内容はBiological and Pharmaceutical Bulletinという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Development of a system of high ornithine and citrulline production by a plant-derived lactic acid bacterium, Weissella confusa K-28」です (Biol Pharm Bull 2019; 42: 1581-1589)。

令和元 (2019) 年8月

イチジクから探索分離した乳酸菌 Lactobacillus paracasei IJH-SONE68の産生する菌体外多糖体が接触性皮膚炎モデルマウスに有効性を示すことを明らかにしました。その内容はMoleculesという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Exopolysaccharide produced by Lactobacillus paracasei IJH-SONE68 prevents and improves the picryl chloride-induced contact dermatitis」です (Molecules 2019; 24: 2970)。

令和元 (2019) 年8月

保健機能性を有する植物乳酸菌の抗生物質耐性を調査した研究成果を報告しました。その内容はThe Journal of Antibioticsという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Antibiotic susceptibility of plant-derived lactic acid bacteria conferring health benefits to human」です (J Antibiot 2019; 72: 834-842)。

平成30 (2018) 年8月

イチジクから探索分離した乳酸菌 Lactobacillus paracasei IJH-SONE68の産生する菌体外多糖体の構造を明らかにしました。その内容はThe Journal of Biochemistryという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「A novel structure of exopolysaccharide produced by a plant-derived lactic acid bacterium Lactobacillus paracasei IJH-SONE68」です (J Biochem 2018; 164: 87-92)。

平成30 (2018) 年4月

梨から探索分離した乳酸菌 Lactobacillus plantarum SN35Nの産生する菌体外多糖体の構造についての研究成果を報告しました。その内容はBiological and Pharmaceutical Bulletinという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Characterization of the SN35N strain-specific exopolysaccharide encoded in the whole circular genome of a plant-derived Lactobacillus plantarum」です (Biol Pharm Bull 2018; 41: 536-545)。

平成29 (2017) 年5月

好熱性植物乳酸菌分離株の産生する菌体外多糖体の構造に関する研究成果を報告しました。その内容はBiological and Pharmaceutical Bulletinという国際学術誌に掲載されました。本論文のタイトルは「Characterization of exopolysaccharides produced by thermophilic lactic acid bacteria isolated from tropical fruits of Thailand」です (Biol Pharm Bull 2017; 40: 621-629)。

平成28 (2016)年5月

果物の一種, ロンガン(龍眼)から探索分離した乳酸菌 Pediococcus pentosaceus LP28が脂肪肝の改善と体内脂肪の蓄積抑制に効果のあることをヒト臨床試験で証明しました。その内容はEuropean Journal of Clinical Nutrition (EJCN)という国際学術誌の5月号に掲載されました。本論文のタイトルは「Antiobesity effect of Pediococcus pentosaceus LP28 on overweight subject: a randomized, double-blind, placebo-controlled clinical trial.(2016) EJCN 70 (5), 582-587」です。

平成28 (2016)年4月

杉山政則教授は, 平成28年3月31日付で広島大学薬学部長および薬学部教授を定年退任し, 同大学院医系科学研究科の「未病・予防医学共同研究講座」教授および広島大学名誉教授を拝命しました。さらに, 株式会社植物乳酸菌研究所の社主および代表取締役(研究開発担当取締役)を兼任します

平成27 (2015)年12月

産学共同で植物乳酸菌(植物由来乳酸菌)を使った「化粧水とクリーム」が製品化されました。広島大学の杉山政則教授と中国醸造株式会社との産学連携研究の成果として, 2010年に「酒粕を植物乳酸菌で醗酵させたエキスを配合した洗顔フォーム」を開発し, 製品化しました。その後も共同研究を進展させることにより, 植物乳酸菌(SN35N株およびG-15株)2菌株を用いて「化粧水とクリーム」を新規に開発し, 製品化しました。
米麹に水と酵母を加えて発酵させると「清酒」ができます。その製造工程で得られる醸造副産物としての酒粕を, さらに植物乳酸菌で二次醗酵させて得られる「植物乳酸菌による醗酵プロダクト」は, きわめて保湿性に優れていることが中国醸造との共同研究で明らかとなり, スキンケア化粧品の製品化につながりました。

平成27 (2015)年12月

杉山政則教授の単著『現代乳酸菌科学 ‐未病・予防医学への挑戦‐』が共立出版(スマートセレクションシリーズ)から刊行されました。本書は, 乳酸菌が「未病の改善と予防医学にきわめて重要な微生物」であることを示すとともに, 腸内細菌と肥満が密接に関係していること, 並びに腸内細菌と脳科学とが結びついて議論され始めていることを紹介しています。

平成27 (2015)年12月

株式会社植物乳酸菌研究所の高橋昭八郎代表取締役社長は取締役会長に就任し, 新たに同社の代表取締役社長として多山宰佐(たやま ただすけ)氏を迎えました。

平成26 (2014)年11月

杉山政則教授が, 第71回 中国文化賞を受賞しました。 微生物を研究材料としてメラニン生成酵素の立体構造を世界に先駆けて解明するとともに, 文部科学省の大型事業では「植物乳酸菌の基礎及び保健機能性研究」を推進するなど, 微生物分野での学術・教育の発展に顕著な業績を挙げたほか,広島大学における食品臨床評価組織の創設を通じて, 市民の健康意識向上に寄与するとともに, 植物乳酸菌の特許技術を企業へ提供することを通じ, 地域産業の活性化に貢献していることが評価されました。

平成26 (2014)年4月

杉山政則教授が文部科学大臣表彰 平成26年度科学技術賞「理解増進部門」を受賞しました。
受賞理由としては, 健康長寿社会の実現に向けた先進乳酸菌科学の普及啓発に貢献したことが評価されたものです。具体的には乳酸菌科学に関する特別講演や高校生のための出前授業のほか, 乳酸菌の国際シンポジウムの開催を通じて, 多くの人々に最新の乳酸菌科学を解説する取組みを実施するとともに, 植物乳酸菌の理解増進に尽力したこと, 並びに, 植物乳酸菌の研究成果の地場産業への技術移転を通じて企業の開発意欲を高め, 地域産業の活性化に貢献したことが受賞理由となりました。

平成25 (2013)年9月

共立出版より『遺伝子とタンパク質のバイオサイエンス』(杉山政則 編著)が出版(刊行)されました。

平成25(2013)年9月5日

日本放線菌学会 学会賞を受賞しました。受賞課題は「放線菌の自己耐性機構に関する研究」で, 40年にわたる「放線菌研究」の集大成と言えます。

平成24 (2012)年10月

杉山政則教授の単著として, 広島大学出版会から『植物乳酸菌の挑戦 〜未病および生活習慣病から化粧品まで〜』が刊行されました。本書では, 植物由来の乳酸菌(植物乳酸菌)の優れた保健機能性を解説し, その活用法について述べています。

平成24 (2012)年2月18日

米国の国際学術雑誌PLoS ONE電子版 に原著論文「The obesity and fatty liver are reduced by plant-derived Pediococcus pentosaceus LP28 in high fat diet-induced obese mice」が掲載されました。植物乳酸菌LP28株が脂肪肝の改善と体内脂肪の蓄積抑制に効果のあることをマウスを用いた動物実験で証明したというものです。
また, この研究内容は同2月21日の中国新聞と, 2月29日の日本経済産業新聞に掲載されました。

平成24 (2012)年2月13日

NHKの情報番組『あさイチ』で酒粕の機能性を発揮する化粧品の開発について紹介されました。酒粕には, しみやそばかすの原因となるメラニン色素を生成する酵素(チロシナーゼ)の活性を阻害する機能があることを利用したものです。

平成24 (2012)年春

野村乳業との共同研究により「飲む, 植物乳酸菌」が発売されました。
厳選された国産人参を植物乳酸菌のみで醗酵させた, 脂肪ゼロの低カロリーの乳酸菌飲料です。便秘気味の方, ダイエット中の方, 美容と健康を心がけている方, お酒をよく飲まれる方, 食生活が不規則で野菜不足の方などにお薦めで, 腸内環境を整え, 免疫力を高めることが期待されます。

平成23 (2011)年9月4日

「Nutrition」26号(平成22年4月4日発行)に掲載された論文
「Improvement of constipation and liver function by plant-derived lactic acid bacteria: A double-blind, randomized trial. Nutrition. (2010) 26 (4), 367-374」に対し, 国際論文賞 The 14th John M. Kinney Award for General Nutritionが授与されました。
この賞は, 前年1年間のうちに国際栄養科学雑誌「Nutrition」に掲載された論文のうち, 最も高い評価を受けた論文に対し, The Nutritional Sciences, Education & Research Fund (NSERF) と国際栄養科学雑誌「Nutrition」との連名で与えられるものです。
受賞した論文は, 植物乳酸菌が動物乳酸菌に比べ便秘と肝機能の改善に優れていることを, ヒト臨床試験により証明したもので, 本研究は文部科学省「知的クラスター創成事業」である杉山プロジェクトの研究成果のひとつです。

平成21 (2009)年

世界にさきがけて植物乳酸菌のみによるハード(固形)ヨーグルトの製造技術の開発に成功し, 杉山政則教授(当社:代表取締役)に対し, 平成20年度「科学技術賞(技術部門)」が授与されました。

平成20 (2008)年〜平成22 (2010)年

文部科学省「都市エリア産学官連携促進事業(発展型)」に採択されました。

平成19 (2007)年〜平成20 (2008)年

経済産業省「地域資源活用型研究開発事業」に採択されました。

平成15 (2003)年〜平成18 (2006)年

文部科学省「知的クラスター創成事業」に採択されました。

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