会社創立の経緯
文部科学省・知的クラスター創成事業・杉山プロジェクトは, 2003(平成15年)度に開始され, 「酒粕中に植物乳酸菌増殖促進因子を発見」が契機となり, それを活用した植物乳酸菌の新規醗酵技術を広島地域の食品会社に技術移転しました。その成果として, 10種類ほどの機能性食品が製造販売されました。この実績を踏まえ, 2008 (平成20)年度に採択された, 都市エリア産学官連携促進事業(発展型)・杉山プロジェクトでは, (1)自然界からの植物乳酸菌の分離, (2)植物乳酸菌の基礎および応用研究, (3)麹菌の新たな機能開発を実施し, 最終的には, 生活習慣病およびフレイルとサルコペニアの予防改善に利活用する技術を開発することをめざしてきました。さらに, 都市エリア産学官連携事業・杉山研究プロジェクトのミッションの1つが大学発研究開発型ベンチャー企業の創設であったことから, 「株式会社 植物乳酸菌研究所」を設立し、2021年12月に社名を「株式会社IPL」に変更し、更なる発展をめざしています。 他方, 杉山プロジェクトの参加企業を通じて創出された, 「産学共同製品」の販売にかかわるアライアンス戦略として, 「BioUniv.(ビオ・ユニブ)」ブランドとロゴマークを制定しました。 最初、広島大学が出願人となって商標登録されましたが、現在、その商標を譲り受け、杉山研究プロジェクトの研究成果に基づいて開発された商品に付けることができるようにしております。
企業理念
- 健康長寿社会を築くための安心・安全な植物乳酸菌と醸造微生物の有効利用技術の開発を通じ, 大学から生まれた知識や技術を広く社会に還元する
- 産学連携を通じ, 国内外の産業の活性化に貢献する
- 植物乳酸菌発酵技術の海外への移転を通じ, 植物乳酸菌のすばらしさを広める
- 生活習慣病の予防改善およびフレイルとサルコペニアの予防改善に有効な次世代医薬品, 健康サプリメントの創出をめざす